あたしの秘密





「はいはい、すいません〜」


あたしは謝る気0で言う。



「これだから無自覚な鈍感は…」


和真がボソッと呟く。



「何か言った?」



「何も言ってねぇよ」




そう言って作業に戻る。





……こうやって黙ってればかっこいいのにな…こいつ。




てか…いつも一人で作業やってんのかな?




なら…少しくらい手伝ってもいいかな?



あたしは和真にばれないように口元を緩めた。





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