あたしの秘密
休み時間になるとすぐに、あたしは和真に呼び出された。
言いたいことは山ほどあるけど……
「お前、ミス候補になれただろ?」
あたしはその瞬間すごく嫌そうな顔をする。
「…おかげさまで…!あたしあるのは楽しそうだと思ったけど、出たいなんて思ってないわよ」
あたしは和真を睨んだ。
「なんだよ、選ばれたのはオレのせいじゃねぇだろ」
「あんたがなんか仕組んだんじゃないの!?」
疑いの目で見る。
「なんでオレがそんなことするんだよ。めんどくせぇ」
へ??
「あたしへの嫌がらせじゃ……」
「んなわけあるか、あほ。そもそもお前がこの企画やりたい、って言ったからすぐ通したんだぞ。むしろ感謝しろよ」
…あ………
そう…だよね……。