あたしの秘密





……あれ…。



あたしはちらっと後ろに目線を向ける。



おかしい。



あきらかにあの子、あたしについてきてる。




だってここ関係者以外立ち入り禁止区域だし。




迷子かな…?




あたしはその子に声をかけた。

「あの…」



「紗耶香っ!捜したよぉ〜」



あたしの言葉は一瞬にして遮られた。



そしてあたしに抱きついている……





本物の亜耶香…。







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