あたしの秘密



………人間とは本当に欲望深いもので。 



隣にいるだけで幸せなはずなのに、黙っていられなかった。 



オレは我慢出来ずに隣の机を叩いた。 



森高さんは慌てていた。 


………やば…。 



可愛すぎる………。 




オレは最初勉強を教えてもらおうと思って話し掛けた。


でも、今日の森高さんは勉強が出来ないかもしれない。 



……今日来てるって事はおそらく学校には通っていない。 


ここら辺には定時制もない。 



病弱な森高さんが入れ替わって別の高校に行っているとも考えられない。 





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