あたしの秘密



そう思うとオレはいてもたってもいられなくなった。 


放課後になってすぐ、オレは正門で森高さんを待った。 


待っている間に何人かに話し掛けられたけど、軽く流した。 




早く会いたい。 



さっきまで同じ教室にいたはずなのに、これから会うのが2度目のような気がした。(本当は3度目) 




少しして、森高さんが来た。 



一人だった。 




オレは「森高さんっ」と声をあげた。 





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