あたしの秘密





「……いったぁい…」


私は椅子に頭を思いきりぶつけた。 



「亜耶香っ!ちょっ…大丈夫??」



「…うん…大丈夫…」



頭を押さえながら涙目で言う私。 



「いやいや、大丈夫じゃない、って顔してるし」



唯……。 




私を哀れみの目で見ないでぇ〜。 




「何、森高またコントやってんのか?飽きねーなー」



笑いながら言う。 


この人は宗形純平君。 





< 83 / 324 >

この作品をシェア

pagetop