あたしの秘密





「ひ、ひどい。痛かったのに…」



私は宗形君の方に顔だけ向けて言った。 




「そんな痛かったのか?」


そう言って私の所まで来てしゃがみこむ宗形君。 



「ほれ、見してみ?」と言いながら私の頭に手を伸ばす。



「やだし。バカ」


私は頭を押さえたまま言った。 




…これはいつものこと。 


私は天然……らしい。 





そんなつもりないんだけどなー。
↑そう言ってる時点で天然





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