《詩作家の国のアリス》
<あの日から私は銀蝶尾 やはり此の水は 潮辛いだけ>
あのヒからワタシはギンチョウビ やはりコのミズは シオカラいだけ

銀長尾は黒い色をした金魚です。
ロング蝶尾よりいささか地味になりますね。



<あの温もりを 思い出せば尚 あの囁きを 喚起すればほら>
あのヌクもりを オモいダせばナオ あのササヤキを カンキすればほら



<この立兵庫も 中身は忍 見栄を張るのは もう疲れた>
このタテヒョウゴも ナカミはシノブ ミエをハるのは もうツカれた

立兵庫は髪型の名称。
しのぶも同様です。

見栄は遊女が体を反らし、ポーズを決めることをそう呼ぶらしいです。
なので通常の意味とかけてあります。



<怠惰なだけ もう一度だけ 貴方に逢えれば何も要らぬ>
タイダなだけ もうイチドだけ アナタにアえればナニもイらぬ



<足抜けを試みて その袂へ 鳴呼 逢いたかった>アシヌけをココロみて そのタモトへ アア アいたかった

足抜けとは遊女が廓から抜け出すことをいいます。



ここから先は特に解説することはありませんので…。



みなさんはどう受け取りましたか?




Special Thanx...XXX
赤菱浦和さん、マユミさん、シャカさん、アンジュさん、satsukiさん
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