悪いけど私モテます!
あれから一週間過ぎた。
電源を切ったままの彼との携帯。
多分もぅ、解除されてるよね。
そんな時...、
「りほちゃんっ。あなた宛に手紙が届いてるわよ。」
一階にいるママが呼んだ。
「はぁ?手紙?」
「取りにいらっしゃい。」
...。
バタバタと下への階段を降りる。
???
今時手紙って...?
「はぃ。りほちゃん宛の手紙ね。」
「ぅん...。」
ママから受け取った手紙に宛名はなかった。
てか誰...?的な...。
ゆっくりとその手紙を開けると、
一枚の航空チケットが入っていた。
...?
セブ島行き...?
あっ...!
前に彼に行きたいって言った島だ...。
考えるより何より先に体が動いた。
彼からの携帯の電源を入れ、
直ぐさま彼にコール。
トゥルトゥルートゥルー....
...。
「もしもし...?」
『もしもし、りぃちゃん...。迷惑な事しちゃったかな...?けど俺、どうしてもりぃちゃんの事諦めきれなくて...。』
...。