悪いけど私モテます!
『もしもし、りぃちゃん?』


「...。」


『...ずっと連絡しなくてごめんね。」


懐かしい彼の声。


彼の声を聞いたら一気に怒りがなくった。


それよりも嬉しさで一杯だ。


「何で今まで連絡くれなかったの?」


『本当にごめんね。実は初日に、熱中症で具合悪くなってそのまま病院に行っていたんだ。で、暫く安静にって事で。』

「えっ?大丈夫なの?」


『おかげ様で何とか。それにやっと、りぃちゃんの声が聞けてもう受電バッチリになっちゃったよ。』


「修ちゃんのバカっ。」


何だかホっとした。


私、こんなにも彼の事が好きだったんだ。


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