悪いけど私モテます!
ガチャ...。


玄関のドアが開いた。


「修ちゃん~♪お帰り♪」


「ただいま、りぃちゃん。」


たったの1週間なのにまるで、織姫と彦星の様な感じだ。



「今日ね、修ちゃんのために私、手料理作ったんだ♪」


「えっ?りぃちゃんが?!」


「そうだよ。修ちゃんのために。」


「りぃちゃん...、嬉し過ぎるよ。俺、本当にりぃちゃんといれて幸せだよ。」


何だかテレちゃうなぁ。


「早く修ちゃん、座って、座って。」


「あっその前にね、りぃちゃんにおみやげがあるんだ。」


...?


「はぃ、これ。」


...?


!!!


「えっ...?」


「この前あげた時計は仕事用でしょ。今回のはプライベート用で。」


って....、


CHANELのダイヤベゼルの時計だし。


マジ...?



「修ちゃん...。こんな高いの...。」


「ほら、向こう着いて暫く、連絡取れなかったでしょ?そのお詫びもあって...。気に入ってくれたかな?」


...。


もちろん...。


だよね...。


私、CHANELに弱い...、


し...。


「ありがとうッ修ちゃん。」


...。
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