吹いて奏でて楽しみましょう

だが、私は今で十分だ。

 きっとこの頃は今と比べられないぐらい厳しくハードだったんじゃないかな?


 身が持たなそう…。


写真の下の方に名前が書かれている。
顧問は…

 ん?

「これって赤嶺先生…?」

指揮者ではないだろうが副顧問の名前がある。

「そう、赤嶺先生は結構有名な人なのよ。だから、県代表も夢じゃないと思う。
今年は無理だけど、楓ちゃんはあと2年あるから頑張って!」


「え?は、はい。」


 県代表か…。

 なんかすごいプレッシャーをかけられた気がするのは私だけでしょうか?

 なれるもんならなりたいけど。
聡美先輩、志高いな~。



曲変更があって、怒らせてしまったけど、こういう風に話せるようになって良かったと思った。


それから、スケールが無くなったのはかなりの負担軽減になった。


かなり練習して、成功するようにもなってたので、なんだかもったいないような気がしたのも事実だけど。



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