吹いて奏でて楽しみましょう

ムーンライトセレナーデは、最初こそ妖しいと思ったが、
唯一、ゆっくりとした曲なので、箸休めにもってこいだった。

「なんか疲れたからこれ吹こう」

って感じだ。


「茶色の小瓶、意外とスケール多くて難しいよ…。」

「小学校で習ったやつでしょ?あれリズム早かったっけ?」

「いや、全然ちがうから。」

「…本当だ。別もんだね。一番難しいかも。」



という具合に、夏に比べれば、練習も頑張っていた。


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