吹いて奏でて楽しみましょう
アナウンスが流れると同時に舞台に出て、急いでセッティングにかかる。
一番最後の私は端から譜面や椅子が足りてるか、立って様子を見る。が、
う~、なかなか座らないな~。
人数が多いと時間もかかる。
あ、でも譜面台足りなそう…?椅子もかな?
舞台袖のスタッフさんに声を掛けようとするが、
バタバタバタバタ
後ろの方も足りない分の椅子や準備で手の空いてる人がいない。
しばらく固まっていたが、ようやく一人のスタッフがこっちに振り返った。すかさず声をかける。
「あの!こっちにも椅子欲しいんですけど!」
「ああ、ちょっと待っててね。
おい、椅子余ってるか?」
私の言葉で素早く前列の様子を見たスタッフさんが後ろに声をかけ、椅子を取りに行く。
後列はもう少しで準備を終えそうだ。少し焦る。
「はい。」
ようやく椅子が回ってきて、セッティングしてくれる。
「ありがとうございます。」
「足りる?」
「えと…」
横を見ると、前列もほぼ座っている。急いで数を追う。
そだ、私の楽器置く分も!
私はピッコロとフルートを持っているので、吹いてない方の楽器を置く椅子が必要になる。
「あと一脚下さい。」
「はい。」
「ありがとうございます。」
ようやくセットが終わる。
ホッとして椅子を受け取ると、
「人数多いね。」
スタッフさんにニコッと笑いながら言われた。
一瞬ぽかんとしたが、優しそうに笑っていたので良い意味だと受け取った。
「え?…あ、はい。」
私も少し照れながら笑い返す。
良い人だな~。
と思いながら、よいしょと座って楽器を置くと、
はっ!一脚多い!?なぜ!?
椅子が一脚余っている。
また固まってしまった。
でもま、いっか。
と思っていると、いそいそとスタッフさんが片付けてくれた。
…かたじけない。
一番最後の私は端から譜面や椅子が足りてるか、立って様子を見る。が、
う~、なかなか座らないな~。
人数が多いと時間もかかる。
あ、でも譜面台足りなそう…?椅子もかな?
舞台袖のスタッフさんに声を掛けようとするが、
バタバタバタバタ
後ろの方も足りない分の椅子や準備で手の空いてる人がいない。
しばらく固まっていたが、ようやく一人のスタッフがこっちに振り返った。すかさず声をかける。
「あの!こっちにも椅子欲しいんですけど!」
「ああ、ちょっと待っててね。
おい、椅子余ってるか?」
私の言葉で素早く前列の様子を見たスタッフさんが後ろに声をかけ、椅子を取りに行く。
後列はもう少しで準備を終えそうだ。少し焦る。
「はい。」
ようやく椅子が回ってきて、セッティングしてくれる。
「ありがとうございます。」
「足りる?」
「えと…」
横を見ると、前列もほぼ座っている。急いで数を追う。
そだ、私の楽器置く分も!
私はピッコロとフルートを持っているので、吹いてない方の楽器を置く椅子が必要になる。
「あと一脚下さい。」
「はい。」
「ありがとうございます。」
ようやくセットが終わる。
ホッとして椅子を受け取ると、
「人数多いね。」
スタッフさんにニコッと笑いながら言われた。
一瞬ぽかんとしたが、優しそうに笑っていたので良い意味だと受け取った。
「え?…あ、はい。」
私も少し照れながら笑い返す。
良い人だな~。
と思いながら、よいしょと座って楽器を置くと、
はっ!一脚多い!?なぜ!?
椅子が一脚余っている。
また固まってしまった。
でもま、いっか。
と思っていると、いそいそとスタッフさんが片付けてくれた。
…かたじけない。