魔女のカウントダウン☆

『へ?』

瞬間、?マークが、かなり宙に浮かんだが、今はそんな事を気にしている余裕は無く、幸也の着替えを待って、雅彦と幸也、あたしの3人は、一緒にロビーに向かった。


エレベーターを降りると、
『める!』

先に来ていた歩夢と加奈が走り寄って来た。
加奈が言う。
『める、大変だよ!歩夢の車が無いんだよ!!』

『歩夢の車が?』

『うん、多分 美紀が乗って、何処かに行ったんだよ!』
歩夢が言った。


雪山では無い事に安堵したが

『何処に…行っちゃったの!?』

あたしは、頭を抱えた。


『とにかく、探そう』


雅彦は、そう言うと ジャケットのポケットから車のキーを取り出した。





その後


歩夢と加奈をホテルに残して、あたしと幸也は車に乗り込んだ。

ハンドルを握りながら、雅彦が言う。

『取り敢えず、一年前に俺らが 回った場所を 端から探して見よう!』


一年前に、回った場所

それは、オリンピック関連の施設名所だった。

『うん』
頷くあたし

雅彦がキーを回してエンジンをかけた。

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