魔女のカウントダウン☆
☆流れ星☆
幸也を見上げるあたし
その時
『める、ごめんね』
美紀が目の前に立ち、泣きながら頭を下げた。
視線を美紀に移したあたしは
『ダメ!許さない!!』
慌てて、口をへの字に曲げる。
『めるぅ〜』
美紀が肩をすぼめて、上目遣いにあたしを見た。
『全く、どんだけ心配したと思ってんのよ』
眉間に立てシワを寄せて、美紀を覗き込むあたし
憎らしい美紀に、お仕置きのデコピンをかましてやった。
『いったたっー!!』
美紀は、オデコをさする。
その姿が、何とも可愛くて、あたしは笑みを浮かべた。
そして
『今度、消える時は あたしも誘う事!』
そう固く、約束させた。