魔女のカウントダウン☆
ホテルに戻ると
『みきぃーーっ!!!!』
半泣き状態の歩夢と加奈に美紀は、散々 絞られた。
加奈が、ポコポコと美紀の頭を叩く。
『ちょっと、訊いてんの!!』
歩夢は、あーでもない こーでもないと、屁理屈を並べながら説教をしていた。
その後
一睡もしていないあたしと美紀は、部屋に帰ると、ベッドに倒れこんだ。
雅彦と幸也も、今頃 ダウンしているだろう…
その時
『ねえ〜、める・・』
美紀の声が訊こえた。
『何?』
布団に潜り込みながら訊くあたし
『わたし…やっぱり、雅彦の事 諦められないよ・・どうしよう?』
美紀からの質問
『なら… 諦めるの辞めればいいよ』
あたしは、笑みを浮かべてそう答えた。