魔女のカウントダウン☆
『何!?』
雅彦の言葉に俺達は、かなり驚いて、目を見合わせた。
『おいおい、マジかよ!お前、女なんて、ただのアクセサリーだっていつも笑ってたじゃねーか?』
俺は、雅彦に言った。
実際に、雅彦はいつもそうだった。
見たくれの良い雅彦は、高校時代から、女にかなりもてていたのだが、端からつまみ食いをして、無残にもゴミくずのように、捨てていたのである。
雅彦のせいで、自殺未遂迄した女もいた。
決して、女に本気にならない男、雅彦。
ホストは彼にとっては、正に適職だった。
『いや…そのはずだったんだが…』
その雅彦が、今 俺の目の前で、純情青年のように頬を赤らめている。
『良く解らねーけど、最近、俺の回りにうろちょろと女がまとわりついてきてさ〜、 いつも見たいに遊んでたら、本気になっちまったって言うか、幸せにしてやりてーな、なんて思うようになっちまって…』