魔女のカウントダウン☆
その後
朝食をみんなで食べながら
色んな話に花が咲いた。
父と母は、恥ずかしくもなく、相変わらずのラブラブ振りで、みんなは 羨ましいと言っていたけど…
あたしは、幸也の手前
穴があったら、入りたい気分だった。
だけど、両親と別れ、ゲレンデに出た後、幸也が
『俺も、結婚したら めるの両親みたいになりたい!』
と言ってくれたので…
ちょっとだけ、嬉しかった。
ゴンドラから、リフトに乗り継ぎ、上級者コースに向かうあたし達
リフトを降りると、8人一斉に、横一列に並んだ。
『大丈夫?』
あたしは、心配になり 幸也に声をかける。
『めると滑りたくて、どんだけ特訓したと思ってる?』
幸也が、微笑んだ。
『また、来年も8人で、このゲレンデに来ような』
雅彦が言う。
『来年だけじゃ無くて、毎年、ずっとね…』
美紀が言った。
『歩夢と俺って、マジ結婚したりして!』
一也が叫ぶ。
『ないない…あり得ない』
歩夢が無表情で答えた。
『アハハ…僕と加奈はどうかな?』
哲太が、加奈に答えを振る。
『さあ…先の事は?』
加奈があたしを見た。