魔女のカウントダウン☆
『ええぇーーっ!!!!』
俺の言葉に過剰に驚く女
『どうしよう…』
と顔面蒼白にしてうろたえた。
その時
『雅?』
背後から、男の声が訊こえた。
振り返ると、男が鋭い目つきで、俺を睨み付けている。
『誰だ、雅、この男は?』
と俺に指を差して訊いた。
『幸ちゃん!!』
女は、嬉しそうに飛び出して男に抱きつく
・・・が、男の目は俺を睨んだままだった。
『お前、何だよ!田舎から男連れて来たのかよ!昨日プロポーズした俺への当て付けか!?』
男が怒鳴る。
『違うよ…幸ちゃん、あたし…昨日、意地を張ってプロポーズ断っちゃったから、そうじゃないって、言いに来たんだよ!』
女が答えた。
『そうじゃないって何だよ!どうせ、断るんだろ?』
『違うよ。あたし、幸ちゃんのお嫁さんになりたいって言いにきたの!』
『それ、本当か、雅?』
男が女を見詰めた。
『うん、好きだよ。幸ちゃん!!』
肩に両手を回し、抱きつく女
『雅!!』
男が抱き締めた。