魔女のカウントダウン☆

めるの行きそうな場所

車に乗り込むと、俺はまず、一也の携帯に連絡を入れた。
もしかしたら…歩夢ちゃんと一緒かも知れない。
そう思った。

案の定、一也は歩夢ちゃんと一緒にいた。

『ちょっと待って、変わるから…』

一也が、そう言った後

『幸也君、どーしたの?』
歩夢ちゃんが、電話口に出る。

俺は、このとんでもない事態を、歩夢ちゃんに話した。

『えぇーーっ!!マジでぇー!!』

耳にキーンと響く、彼女の驚きの声

『いや、驚きたいのは、俺の方だよ』

そう言うと

『ちょっと待って、美紀と加奈の所にも連絡とってみるから…』

歩夢ちゃんは、そう言い残して通話を切った。


その後、取り敢えず、エンジンをかけてアクセルを踏む。

めるの家に行ってみよう。
そう思った。


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