魔女のカウントダウン☆

何度も何度も、角度を変えながら唇を塞がれて、頭の芯がクラクラした。

何も考えられなくなる。

唇を離すと、幸也は再びあたしをきつく抱き締めた。
『いいか…める、俺の説明良く訊けよ』

そう言って、事件?の真相を語り始めた。


でもって…


数分後


『ええぇーー!!!! お隣さん!?』


あたしは、絶叫した。


『全く、人騒がせだよな!』

幸也が、ため息混じりに言う。

『でも、それ本当?』

疑心の目を向けて訊くあたし

『嘘発見機にかけて、本当』


『んなもん、どこにあるのよぉ〜?』


幸也の言葉にあたしは笑いながら訊いた。


幸也の心臓の上に置かれるあたしの手

『解る?』

彼が訊く


本当だよ。


幸也の心臓が、教えてくれた。


『うん!』


あたしは、大きく頷くと彼の胸に飛び込んだ。


大きな手が、優しく髪を撫でる。
心が、幸せに満ちて安らいでゆく。

ずっと、 ずぅ〜と


こうして、抱き合っていたい。


そう思った。


その時


『グウ〜ッ』


あたしなのか、幸也なのか?

お腹の音が訊こえた。



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