魔女のカウントダウン☆
『じゃあ、幸也はどうなのよ!? 頑固だし、すぐに怒るし、あたしよりゆいの方を大事にするし!』
『はあ〜? 俺がいつお前より、ゆいの方を優先した!? 』
幸也が、声を大にして言い返す。
『してるよ。この間だって、あたしが話してるのに、ゆいと遊んでたもの!』
『そうだっけ?』
幸也は、視線を反らせてとぼける。
『だけど…好き』
あたしは、むくれながら呟いた。
幸也があたしに視線を戻す。
『好きだから、一生、離れてやらない!』
あたしは、大声で叫んだ。
だって、幸也のいい所も
叩きたくなるほど、憎らしい所も
やっぱり好きなんだもの…。
好きなんだから、しょうがないんだ。
『一生、幸也にくっついて、あたしは、いつかゆいに勝ってやるから!』
『望む所だ!』
あたしの言葉に笑う幸也
直後に両手を伸ばされて、抱き締められた。
『愛してる…める』
わたあめみたいに、ふわりと頭上から、落ちてくる最高に甘い言葉
悪いけど、それに関しては、あたしの方が上手だと思う。 だって、あたしは、世界一、ううん…宇宙一
『愛してる!!』
・・・んだから!!