魔女のカウントダウン☆
(ひどいよ…幸也…)
(あんまりだよ…)
あたしは、暗闇の中 声を押し殺して、1人 泣いた。
どの位、泣いたのか?
ふと、気がつくと、隣のベッドからも 美紀のすすり泣きの声が、聞こえてきて、可哀想に思えた、あたしは、また 涙が止まらなくなった。
そして
信じかけていたゲレンデの魔女の伝説を、心の中で 笑い飛ばしてやった。
思いっきり笑った後
ほらね…そんな伝説 ある訳ないじゃない…
と、自分に言い聞かせていた。