魔女のカウントダウン☆
あたしと歩夢は、実家住み、加奈と美紀は、家を出てアパートで、1人暮らしをしている。
あたしも、1人暮らしに憧れて、何度も家から出ようとしたけど、父と母が『嫁にいくまでは許しません!』と、猛反対!
結局、叶わない夢となった。
けれど、歩夢の考えは違う。
『実家位、気楽な所ないじゃない!』
と言う。
『ご飯の心配もないし、洗濯だって、出しときゃ勝手に母親がしてくれる。何で、高い家賃払って、1人暮らしがしたいのか?訳がわからないわ〜』 ・・と、いつも首を傾げていた。
そんな歩夢の家の母は、あたしん家とは違って
『1人暮らしをしてみたら?』
と、歩夢に進めていた。
『あら、めるちゃん、いらっしゃい!』
玄関扉を開くと、その母が洗濯物を持って、にこやかに微笑んだ。
『おじゃまします!』
あたしは、照れ笑いを浮かべて、挨拶すると、2階にある歩夢の部屋へと向かい、階段を登った。
浮気が発覚し、最悪な心境だった、去年のクリスマスイブ、あたしは、文人の部屋から飛び出すと、ここ、歩夢の家に来て、一家団らんのクリスマスパーティーをぶち壊しにしたのだ。