魔女のカウントダウン☆
『そうだよ!』
歩夢がガッツポーズを決める。
『・・・・』
美紀が、無言で下を向いたので、つられて あたしもうつ向いた。
その時
『うわあぁぁーーっ!!!!』
背後から、叫び声が聞こえた。
慌てて振り返るあたし。視界にこちらに向かって、真っ直ぐに突進してくる子供スキーヤーが映った。
『める、危ない!!』
叫び声は 多分 美紀だと思う。
避ける暇なんて勿論、無い!!
『ぶつかる!!』
あたしは、固く目を閉じた。