後ろ姿・・・


なんだか…


ちょっぴり切ない…



「おいっ!佑吾!サボってないで練習しろよっ!」


先輩の後ろから声がした…


「おーわりい…今,楓チャンと話しててさあ」


「…楓?」


先輩に話しかけた人が私を見た…


先輩とは全然違う感じ…



黒髪で短髪で,がっちりした体つき…


185cmくらいありそうな身長…


先輩だって十分大きいのに…


小さくみえる…




「そっ♪助原 楓チャン♪」


ぽんっと肩に先輩の手が置かれた…


『うっ…うわあーーー』』


左肩が一気に熱をあげる…


ジンジンする…


「…助…原……あっ!…お前が助原か!」


「えっ?…はい」


「何?宏樹(ヒロキ)知り合い?」


「知り合いもなにも…このコだよ…お前が探してたコは…」



…お前が


探してたあ???



「えっ!?楓チャンだったの?」


「な…なにがですか?」


「リレーの選手!アンカーの前の女子…2年だって言われてて…」



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