約束〜不確かな未来〜
元妻が転がり込んできて
一月以上経っていた。
いつもなら、一週間
長くても二週間を越えたことがなかった。
『…今度は……長くなりそうだ・・・』
勇樹が絞り出すように低い声で言った言葉を思い出す。
『長くなる…って…どの位?』
私の問い掛けに
『全くわからない』
とだけ勇樹は答えた。
いつまで待たされるんだろう……?
私の胸は潰れそうだった。
このまま終わるのかもしれない……
もう会えないのかもしれない……
待っててもいいの?!
離れたくない…
ねぇ、勇樹
あたしだって
あなたが必要なんだよ?
あなたしか居ないんだよ?
どれだけ叫んでも
届かない想い……
あたしは彼女には
勝てないんだ・・・・・