約束〜不確かな未来〜
秋風に揺れて
約束の日曜日……
私は、彩とひとみを伴いヨットハーバーへと向かっていた。
「ねぇ〜そのヨットって、その人のなの?」
金持ちに目がないひとみが興味津々に尋ねる。
「知らな〜い!」
私は素っ気なく返す。
「でも、取締役なんでしょ?」
後部座席から身を乗り出して彩が口を挟んだ。
「けどさぁ〜、社長なら、代表取締役社長、じゃないかなぁ…」
「そっか…じゃあ何なんだろうね?」
「専務なら専務取締役だもんなぁ〜
ん〜訳わからん!」
「若いってことは…やっぱ、社長の息子?」
ひとみも体をよじり
彩と二人であれこれ詮索に余念がなかった。
「美凪はどうなの?」
突然話題を振られる。
「どうって?何が?」
「だから〜、新しい恋の予感は?
そろそろ、ケリつけた方がいいんじゃないの?」
そう言うひとみに彩が肩をつっついて
「ひーとーみっ!!」
と制した。
「だけどさぁ……×=¥#〆…」
最後はモゴモゴと独り言のように言うと
ひとみは口に飴を放り込んだ。
私は、彩とひとみを伴いヨットハーバーへと向かっていた。
「ねぇ〜そのヨットって、その人のなの?」
金持ちに目がないひとみが興味津々に尋ねる。
「知らな〜い!」
私は素っ気なく返す。
「でも、取締役なんでしょ?」
後部座席から身を乗り出して彩が口を挟んだ。
「けどさぁ〜、社長なら、代表取締役社長、じゃないかなぁ…」
「そっか…じゃあ何なんだろうね?」
「専務なら専務取締役だもんなぁ〜
ん〜訳わからん!」
「若いってことは…やっぱ、社長の息子?」
ひとみも体をよじり
彩と二人であれこれ詮索に余念がなかった。
「美凪はどうなの?」
突然話題を振られる。
「どうって?何が?」
「だから〜、新しい恋の予感は?
そろそろ、ケリつけた方がいいんじゃないの?」
そう言うひとみに彩が肩をつっついて
「ひーとーみっ!!」
と制した。
「だけどさぁ……×=¥#〆…」
最後はモゴモゴと独り言のように言うと
ひとみは口に飴を放り込んだ。