伝えたくて、逢いたくて。
「早く乗ろ!!」




慶太君は赤いレバーを引いた。





すると、ガタンと音を立ててドアが開いた。




昔のトースターみたいに。




手前に




あたしは半強制的に乗せられた。




内装はいたって普通。




エレベーターだ。




慶太君は20のボタンを押すとウィーンと音を立てて動いた。




20階!?
高っ!!





「けっ慶太君?」




慶太君の方を見ると、すごくびっくりした。




なんかでっかくなってる~




顔も大人びて・・・




「なっなんで?」




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