伝えたくて、逢いたくて。
「わかったら、座れ!!」




半分、聞いてなかったあたしはもはやどうでもよかった。




次の時間はハゲじじぃの授業。




ボーっとあのお兄さんの事を考えてしまっていた。




「早乙女!!次の問題解きなさい。」




ハゲじじぃの声なんてあたしには届いていなかった。




「おい!!早乙女!!」




考え事をしていたあたしはついにプッチーンときた。




「うっさいな、もう!!ハゲじじぃのくせに!!黙っててよ!!」




窮鼠猫を噛む。




とはまさにこの事。




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