ニオイスミレ




「寝かせて下さい」




開けっ放しだった扉を閉め、目線をベットに向けた。


自分を落ち着かせ、この先生はカボチャだ…と言い聞かせながら。



カボチャだと言い聞かせ、先生を見れば不思議なことに、本当にカボチャに見えてきた。









「ぷっ」



我慢していたのに。


失礼だと思ったのに。




思わず笑ってしまった。




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