ヤクザと執事と私【短編】『遥か遠くのロシアにて-嵐を呼ぶ男達-』


それから20分後にブランドショップの前に白のリムジンが止まる。


「すげぇ~よ、これ。俺、初めてみたよ。リムジン。」


うれしそうに大和は、飛び跳ねている。


「・・・まさに犬だな・・・。」


「かわいいでしょう?」


満面の笑みの龍一が、真木ヒナタを見る。


「・・・かわいくはないけど・・・」


そんな龍一をあきれた表情で見返す真木ヒナタ。


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