トレイン
もう何日走っているかな?

電車はだんだん上へ上へと上がってゆく



その後どれだけ走っても
真っ暗な世界が続く。
でも不安はなかった、それよりも次のお客さんが早く乗ってこないかと、
ソワソワしていた。




だいぶん走っただろう。
すると電車のりばが、やっと見えてきた。

でもそこには人がいない。ぼくは電車を停めた。
風がサーっと入り込んできた。
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