SPY-mail.jp

「………え？！」






プロフィールには『神黒 空明』と書かれていた…







「……ぼ…僕が…この携帯の持ち主…？！」





名前の下にはこの携帯の電話番号、メールアドレス、そしてこの携帯のIDだと思われる番号が書かれていた。





しかし、全くこの携帯のアドレスや番号どころか、この携帯自体知らない…








着信履歴、発信履歴を見てみる…




電話番号は登録されていないようで、数々の電話番号が発信履歴として残っていた。





だが着信履歴を見てみると…









「………Ｔ…？」






アドレス帳を見て分かったのだが携帯にはその一件だけが登録されていた…



確かに発信履歴を辿ると少しばかり『Ｔ』に発信した記録が残っている。






この携帯は自分のものだとは考えられない…






ただ…



この携帯を見つける前に聞いた音…



『ピピッ……ピピッ…………ピーーーーッ……』




恐らくあれは電源が切れた音だ…


しかし自分が電源を付けたとき、電池は残り２つを示していた…