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『…いいか、くれぐれも物色し過ぎないように!それだけは守ってくれ…!』
『……分かりました!』







残り30分ってところか……







田中の部屋は台所も寝室もキレイに片づいていて、彼女の几帳面さを物語っていた。



1DKの部屋だがロフトがあるため天井は高く、部屋は広く感じた。



ソラはある程度目星をつけると部屋中を捜索し始めた。





本棚…

引き出し…

鞄…





どこもハズレだった…








あとは寝室として使われているロフトだけだが…


時計は警部たちが到着するまで残り15分を切っていた…






ハシゴをのぼりきると、一畳分の布団、そして衣類が入っている収納ボックスがいかにも固定されているかのように置かれていた。









ソラが寝室の布団に手をかけようとした時だった…!















「………どうだ?何か見つかったか?」
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