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そしてソラはつぶやく…

















「…………暇だ…」














どうやら猫は目を離した隙にいなくなっていたらしい…





ほとんど手がかりがないまま捜し始める…





まぁ…どうせ近くの家にでも紛れ込んでいるんだろう…




隣の家にふと目を向けると、二匹の猫が仲良さそうに年配の女性が差し出した餌に夢中になっていた。


もちろん一匹は白地に黒斑模様の猫だ…






……はぁ…やっぱりな…。




やれやれと言わんばかりにその家のチャイムを鳴らそうとした時だった……






ピリリリリリ…!


今度は携帯が鳴りだした。





携帯電話を鳴らすのは高い確率で詩織だった。




……猫捜しの次は詩織か…




女性がこちらに気づいたために、仕事中だと言って切るしかない…



携帯を手にとって電源を切ろうとすると、携帯の液晶には『鳥取警部』と書かれていた。

いつもソラに事件の捜査を依頼してくる警部だ。




……と言っても3ヶ月振りの以来だが…

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