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「…会社から何回か電話が入ったみたいですね…。」
携帯の着信履歴は会社と非通知からの電話が相次いでいた。





「………警部…。被害者は何で仕事の勤務時間にこの場所にいたのでしょうか…?」
「……そこなんだソラくん…!私が引っかかるのは…」

女性はいかにも会社にそのまま行くという格好をしている。



「………しかも死因がよく分からん…!…検死の結果を見んと詳しくは分からんが、ガイシャに刺された跡も毒物も感じられん…。…自殺にしても他殺にしてもおかしいんだ…!」
「……確かに…。……僕は非通知の相手がここへ呼び出させて殺したと思ったんですが……女性の周りに誰かがいた跡もなければ殺した痕跡もない……………警部………これは難しいですよ…」
「……今まで私が解決できなかった事件を難なくクリアしてきた君でも、今回は頭を悩ましているようだな…」















しばらくすると警察は引き上げていった。










検死の結果を聞いてソラは驚いた……
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