COLORS【黄】Yellow Card 学園★注意報
彼女たちが泣きながら去って行った後、ようやく脳裏に言葉がインプットされた。
えっ!? 私とヒカル
「付き合ってなんかいないよ?」
「ああでも言わなけりゃヤバかっただろ?」
助けてくれたんだ
「ありがとう」
「何なら、本当に付き合っちゃう?」
「バ、バカなこと言わないでよ!!」
こんな奴にお礼を言った私がバカだった。
「結構本気なんだけどなぁ」
こんな、口から出任せの言うこと信じられるわけないじゃない!!
「これでも信じられない?」
またもや、ヒカルの唇が覆いかぶさった。
だから、此処学校!! しかも教室の中
「ウフォン」
いつの間にかチャイムが鳴り終わったらしく、わざとらしく教団の上から咳払いをする先生の顔は赤らいでいる。
もう、穴があったら入りたいよ。