探偵学園Q
「やっぱりおかしい」

「え?いまなんか七海先生つぶやいたー?」

「え?あ、いや何でもない」



危ない危ない。

自然にポロッと呟いていたのが鳴沢に聞かれていたらしい。



「まあどうでもいいけどね」

「どうでもいいってなんだよ∑;」

「あーはいはい。じゃあ僕は捜査に行かなきゃ……って先生何してんの?」

「しーっ!」



今の俺の状況は…、と言うと棚の裏にきゅうきゅうになりながらも隠れている。

…山内から。



「うわー;なんか気持ち悪いね。さすがですよ」

「∑!!」



このデジタルデジタルうっせえガキが(怒)



「やっぱりアナログ…っていうか」



でた───(゚∀゚)───!
こいつのお決まりの十八番。

……ってこんなこと話している暇はない。俺はこいつと漫才をしにきたわけじゃないんだ。

いまは山内の尻尾を掴むために…



「ほら、しっしっ!お前は早く捜査に行けって。じゃねえとスクラップマーダー捕まえられねえよ?」

「はいはい。先生もこれ以上変態的な行動して捕まらないでね」

「おい!∑」



バタン

鳴沢が部屋を出て行くと、残りはキュウ、遠山、南、そして山内の四人になった。
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