探偵学園Q
「「「「七海先生!!!???」」」」

「…何その格好」

「お、山内どうだ?もう慣れたか?」

「慣れましたけど……ってかその変体ちっくな全身ボディスーツ脱いでください」

「な…変態ちっくとはなんだ。相手の意表をつくのが変装だ!」



変装…?



「…誰がどう見ても仮装じゃん」



あ、メグナイスつっこみ!



「まあまあまあ…それより団先生からの新しい課題だ」

「!」



おちゃらけていた空気が一瞬にしてみんなの表情といっしょに固まる。

そしてあたしも…。


今回の事件も冥王星が絡んでいることは、もうわかっている。
ならあたしは、DDSの動きとリュウの見張りが任務だ。



あたしは…

早く任務に慣れて



恩返ししなきゃいけないの…





「とりあえず今回は殺人事件じゃないみたいだね…」

「‥うん」

「みんな!今度こそ力を合わせて頑張ろう!!」

「……キュウ。もうみんな行っちゃったけど」

「ぶっw」

「ええ!?ってかユイ笑わないでよ」

「ご…ごめ……ぷっ」



キュウのイジられ姿見てると笑いが止まんないんだけど…(笑)


メグも行ってしまい、部屋にはあたしとキュウと七海先生が残る。



「ほんとにお前は欲がねえなあ」

「ぼ、ぼく?」

「でもそこがキュウのいいとこなんじゃん?」



あたしにはなくてキュウが持っているもの。



「お前はそのままつっぱしれ!」



逆を言えば、あたしの中に潜む悪魔の囁きは…
あたしが持っていてキュウにはないもの。



「ユイ!捜査しに行こ?」




それはあまりにも眩しすぎて




「……うん」





苦しかった






~To Be Continue~
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