探偵学園Q
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「ってかこれって不法侵入だよね」

「気にしない気にしない♪」

「「気にしよーよ」」



あたしとカズマの声がハモる。

夜中の塾は不気味というか、人気も明かりもまったくなかった。



「キュウ…あたし達が今やってる不法侵入も立派な犯罪なんだけど…」

「僕らは捜査のためなんだから大丈夫だって」


「「ダメだって」」



あ。
またハモッた。
ちょっと運命じゃん。



「もー何2人で漫才やってんの」



漫才…?
いやあたしは心底心配してるんだよ;

隣にいたカズマと苦笑いをしていると



Pipipipi...


どこからか機械音が聞こえてきた。
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