探偵学園Q
ユイを自然と抱き締めていたのは、自分でもわからない感情のせいで。


僕の胸のなかで必死に声を押し殺しながら泣くユイを愛しいと思った。




そのときはまだ知らなかったんだ。


ユイから渡されたチョーカーに見覚えがあったのは、事実、昔僕の家にあったものだったからということ。



そして、それをユイに渡したのはほかでもないあの人だったこと。




そしてユイの正体が…………。







このとき、僕達がお互いにひかれあわなかったらあんな出来事はおきなかったかな?



あの日、突然姿を消した君に



僕はまだ幼すぎて





為す術がわからなかったんだ…





~To Be Continue~
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