探偵学園Q
「……あ、あたし
「いやああああっ!!」
「!!」
今の声はメグ?!
女子寮からたしかに聞こえたメグの悲鳴に、汗が頬をつたる。
「…ふふ。また新たな犠牲者がでたようですね」
「ケ…ルベロス」
そうだ。
こいつは犯人が誰かもわかってるんだ。
それでいてこんなに楽しそうに……
「…っ…そんなに殺人って楽しいですか?あたしはあの計画書を作ってるとき吐き気がするほど嫌だった」
こんなもの作ってる自分が嫌でたまらなくて、自分なんか死んじゃえばいい…ってあれから何度も思った。
こんなことQクラスのみんなに知られたら、絶対に嫌われる…って。
キュウに
メグに
カズマに
キンタに
そしてリュウに
嫌われるってびくびくしてた。
それくらいあたしにとってみんなの存在はかけがえのないものになってたの。
「殺人っていうのは芸術ですから‥」
でもかけがえのないものになっていくたびに、あたしの足枷は外れないものへと変化していく。
「…芸術?」
「美しく散っていく命ほど素晴らしいものはないでしょう?」
「……っ。わからない!あたしにはっ」
反論としようと睨みあげようとした瞬間、ケルベロスの冷たい眼に背筋が凍った。
「私が見たいのはあなたのこんな瞳ではない」
「…え……」
「もっと闇に溺れた瞳が」
すべてが黒に染まる瞬間。
あたしは何を願うんだろう。
ずっと仲間でいたいなんてまだ思っていられるのかな…?
「…ケルベロス?」
あたしを見つめるケルベロスの表情はどこかで寂しげで、
見たことのない彼の表情にあたしは、違う意味で動けなくなってしまったんだ…。
~To Be Continue~
「いやああああっ!!」
「!!」
今の声はメグ?!
女子寮からたしかに聞こえたメグの悲鳴に、汗が頬をつたる。
「…ふふ。また新たな犠牲者がでたようですね」
「ケ…ルベロス」
そうだ。
こいつは犯人が誰かもわかってるんだ。
それでいてこんなに楽しそうに……
「…っ…そんなに殺人って楽しいですか?あたしはあの計画書を作ってるとき吐き気がするほど嫌だった」
こんなもの作ってる自分が嫌でたまらなくて、自分なんか死んじゃえばいい…ってあれから何度も思った。
こんなことQクラスのみんなに知られたら、絶対に嫌われる…って。
キュウに
メグに
カズマに
キンタに
そしてリュウに
嫌われるってびくびくしてた。
それくらいあたしにとってみんなの存在はかけがえのないものになってたの。
「殺人っていうのは芸術ですから‥」
でもかけがえのないものになっていくたびに、あたしの足枷は外れないものへと変化していく。
「…芸術?」
「美しく散っていく命ほど素晴らしいものはないでしょう?」
「……っ。わからない!あたしにはっ」
反論としようと睨みあげようとした瞬間、ケルベロスの冷たい眼に背筋が凍った。
「私が見たいのはあなたのこんな瞳ではない」
「…え……」
「もっと闇に溺れた瞳が」
すべてが黒に染まる瞬間。
あたしは何を願うんだろう。
ずっと仲間でいたいなんてまだ思っていられるのかな…?
「…ケルベロス?」
あたしを見つめるケルベロスの表情はどこかで寂しげで、
見たことのない彼の表情にあたしは、違う意味で動けなくなってしまったんだ…。
~To Be Continue~