満月の日は気を付けて!



あたしが鞄を籠に入れて振り返ると、


「…!!」


腕を引っ張られ、狼俄にぶつかる。


その拍子に唇が重なる。


「俺を待たせたから。」


離れたときの狼俄の顔は、

不気味な笑顔で溢れていた……






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