恋、涙 …
事件が起こったのは…
確か、恭平が俺の家に居候を始めて半年ぐらい経ってからだったと思う。
詳しくは…
正直、覚えていない─
その頃になると、葉月も俺の家にいることの方が多くなっていた。
半同棲状態…みたいな。
俺がバイトとかでいない間には、恭平と葉月が2人きりになってる時もあった。
恭平は友達…
葉月は彼女…
だから、俺は2人が何かしらの関係を持つなんてことは絶対にない。
そう信じていた。
2人が俺を裏切るようなことをする訳がない…
バカな思い込みだ─
「……………」
ある日、予定より早くバイトが終わって、家に帰って来た俺が見たものは…
衝撃的な光景だった。