恋、涙 …



ダメだ…



そう思いながらも、止まらない気持ちに気付いて─



どうしていいかわからなくて、対応に迷って…



今日やった授業も、正直記憶に残っていない。



空き時間に準備室にいたことだけは覚えてる。



どこまで重症なんだか…






でも、浮かれ気分ではいられないのも事実。



昨日から俺の携帯にかかり続ける、知らない番号からの電話…



あれはきっと葉月だ。



授業中にもかかってきていたようで、携帯には不在着信が残っていた。



あれ以来、番号はちゃんと変えたはずなのに…



どこから入手したのか?



まぁ、とにかく葉月が何を思っていようと、俺にはよりを戻す気は全くない。



なぜなら…



自分の本当の気持ちに、気付いてしまったから─











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