恋、涙 …
だから何って聞かれても…
なんとなく、今の俺の気持ちに合ってるなと思っただけのことだ。
「先生ってそんな人でしたっけ?」
どうだかな…?
俺も長い間あんな状態だったし、本当の自分がどんなだったかなんて、忘れたに等しい。
「普段もそんな風にしてたらいいのに…あっ!でも、それじゃもっと人気が出ちゃうし、嫌だな。」
じゃあどうしろと?
「先生…モテないようになって下さい。」
「え?」
別にモテてるとか、そんなことは全く知らないし…
第一、俺はモテようとしている訳ではないんだし。
対策なんて出来ないだろ。
「何したらいいの?」
「え…っと、それは…」
「彼女出来たって言いふらせばモテなくなるか?」