恋、涙 …
『ふ〜ん…陽翔、それはいい人見つけたな!』
一真先生のことを言うと、真実は嬉しそうだった。
まぁ…
自分と同じような立場の人間なんだもんな─
『こんな近くに3人もいるんだな。是非話したい。えっと…杉田先生だっけ?』
真実の勤める学校にも、生徒と恋愛してる先生がいるって聞いたことあるし…
もう偶然通り越して、ちょっとした必然なのか?
「そうそう。」
『わかった。俺は杉田先生に合わせるから、いつ都合つくか聞いといて。』
「了解〜」
『じゃあ、またな。』
電話を切った後、俺は教室の窓を開けて空を見上げた。
「寒っ……」
冬だなぁ─
なんて、考えてみる。
今年ももう終わりか…