恋、涙 …
贈 side kazuma
「着いたぞ。」
希へのプレゼント…
何がいいかわからず困っていた俺は、陽翔先生に相談してみた。
その容姿だから
経験は豊富そうだし…
すると陽翔先生は─
『そうだなぁ…じゃあ、アクセサリーなんてどう?女の子にアクセサリー貰って喜ばない子はまずいないから。あ…遠い店の方がいいよね?ならここ…結構おすすめ♪』
そう言って、俺にこの店を薦めてくれたって訳。
学校からはだいぶ離れてるし、うちの生徒がうろついている心配はないだろう。
「希、起きろよ。」
さっきまで驚いたり喜んだりと、色々な反応をして俺的には面白かったのに…
希は今、夢の中にいる。
まぁ…出発してからだいぶ時間経ったし、疲れるのも当然か─
俺のキャップを被ったまま、定期的な寝息を立てる希。
よし…
起きないならあれだ!